踵骨棘のある、足底筋膜炎の痛み
お知らせ
足底筋膜炎で骨棘があると、治らないのでインソールと痛み止めで、巧く付き合ってゆくしかないと言われる方々が多いようです。当院では、踵の骨棘による、足底筋膜炎の痛みの治療を多く診ています。骨棘が無い、足底筋膜炎痛は早期回復します。
後程、詳細は説明しますが、骨棘とは言っても本当の骨ではなくカルシュム結節であり、石灰沈着性肩関節炎と同じく、カルシュム結節が消失します。
踵の骨棘は、立ち仕事や歩行・運動などの蓄積で、26個ある足首先の骨格構成に微妙な歪みや変位が起きて、足底筋膜に過剰な牽引力が繰り返し、踵骨の骨膜に付着してる足底筋がストレスを受け徐々に部分断裂が起き、徐々に石灰化を伴う炎症が起きる。また、疲労骨折も起こりえる。
当院での治療法は、針灸と踵骨の矯正と調整を行います。骨棘がある場合は、針灸治療が一番効果的です。また旧治療だけでも効果がありますが、針灸を使うほうが効果が早く出ます。
骨棘に関しては、鍼治療の場合は確実に消失します。理由は、骨棘とは言っても本当の骨ではなくカルシュム結節の場合が殆どのようです。また、当院での骨棘が本当の骨であったと考えられる症例は過去1件もありません。
日本リハビリテーションの父と言われる、荻島秀雄 医師訳の、アメリカ医学博士のレネ・カリエ医学博士の『痛みシーリーズ』によると、骨棘があっても痛みがない場合、骨棘が無くとも痛みのある場合があると記されています。これは、有倉の臨床経験上、踵骨の変位に原因があると考えられます。
骨棘があり、足底筋膜に痛みがある方も5回前後の治療で、数日間痛みから解放されて、4~5日以降から痛みが出てきますが、その原因は骨棘がある踵骨の内側への倒れこみにより、足底筋が捻じれる形になり、骨棘部を刺激するためと考えられます。
ルネ・カイリエ (ウィキペデイア 英語版訳)
私生活
キャリア
退職
入選作品
- むち打ち関連疾患。アメリカ医師会 (2007)ISBN 978-1-57947-774-5
- 筋骨格系の機能解剖学図解ガイド。アメリカ医師会 (2003) ISBN 1-57947-408-X
- 痛み:メカニズムと管理。FA Davis & Co (1993) ISBN 978-0-8036-1635-6
- 膝の痛みと障害 (痛みシリーズ)。FA Davis & Co (1992) ISBN 978-0-8036-1622-6
- 肩の痛み (痛みシリーズ)。FA Davis & Co (1991) ISBN 978-0-8036-1614-1
- 首と腕の痛み (痛みシリーズ)。FA Davis & Co (1991) ISBN 978-0-8036-1610-3
- 軟部組織の痛みと障害 (痛みシリーズ)。FA Davis & Co (1988) ISBN 0-8036-1631-7
- 腰痛症候群。FA Davis & Co (1982) ASIN B000HF9AVI
参考文献編集
- ^ “最後のSCPMG初代パートナー、ルネ・カイリエ医師、97歳で死去” .カイザー・パーマネンテ。2015年4月16日のオリジナルからアーカイブ。2015年4月28日に取得。
- ^ カイリエ、ルネ。「米国公文書インデックス」。家族検索。